創立記念の特別記念食!

 11月29日(金)は創立記念の特別食でした!(創立記念日は12月1日なのですが、その日が日曜日であるため、この日になりました)  今年のメニューは ・ 握り寿司 ・ エビフライ & ステーキ ・ 卵豆腐(温) ・ 赤だし ・ ケーキバイキング3種盛り でした!  私はかなり遅れて食堂に行ったので、みなさんの食べている様子は見られませんでした。スタッフルームでおいしく食べていると、スタッフ同士の会話が聞こえてきました。  「みんな、今日のが特別食ってわかるんかなぁ」  「そうやね、○○さんとかはわかっていたけど、字が読めなくて、手掛かりがなかった方はわからなかったかもしれないね」    特別食のおいしさはきっと伝わっていたと思いますが、“雰囲気やイベント感のようなものも込みで特別食!”という見方もできるので、そのあたりはもっとできる工夫があったのかもしれません。ただ、そういった反省や感想を素直にお互い出せるのはいいことだな、と聞いていて感じました。  日々の多忙な業務の中、できることに限りはあります。してあげたいなと思うことはたくさんある、でも全部はできない、そんな悩みの中でスタッフも身につけていくものがあるのだと思います(自分も含めて)。(小池)

スタッフインタビュー第8弾 星野さん

こんにちは、なにわの里の小池です。本日は、スタッフインタビュー第8弾をお送りします。  氏名:星野 ひかる  所属:入所・グループホーム支援1係  ― 星野さんがなにわの里の見学に来てくれたのは、去年の12月頃でしたね。障害分野の事業所に見学に行ってみようと思ったのは、なぜだったんですか? 大学生のころに、放課後等デイサービスでアルバイトをしていたんです。障害のある子どもと一緒に遊んだり、買い物に行ったり、料理をしたり・・・。もともと人と関わる仕事がしたかったというのもありますが、そこでの経験が大きかったです。 ― なにわの里で勤め始めて半年(※インタビュー当時)、特に「大変やな・・・」と思ったことはどんなことですか? 夜勤自体がほぼ初めての経験だったので、先輩に付く期間が終わってしばらくは大変でした。起きてきた利用者さんが何かを訴えてきても、何を伝えたいのかわからないことがあって・・・。利用者さん一人ひとりのことをよく知らないといけないなと感じました。 ― では、楽しい・嬉しいと感じるポイントはどんなところですか? 最初のうちは、利用者さんが何を伝えたいのか、わからないことだらけでした。それが少しずつ分かるようになってきていることが嬉しいですね。 ― 普段、現場に入っていて「もっとこんな支援ができたら」と思うところはありますか? 言葉が話せない方でも、自分の言いたいことを表現できるような支援がもっともっとあればいいなと思います。ライフサポートなにわの利用者さんの多くは、言葉を話せません。私が現場で接していても、何を伝えたかったのか最後まで分からない場面があります。コミュニケーションに関する支援がもっとあれば、そういった場面が減っていくのではと思います。 以上、星野さんのインタビューでした。一年目のスタッフが共通して言っていたのは、「利用者さんのことが少しずつ分かってくるのが嬉しい」ということでした。地味なようで、やっぱりそれが一番大切なことなのだなと感じました。一人ひとりの利用者さんのことが分かっていなければ、その人その人に合わせた個別的な支援はできません。一年目スタッフ全員が口を揃えてそのように言ってくれたのが、とても嬉しく感じました。(小池)

スタッフインタビュー第7弾 飛瀬さん

こんにちは、なにわの里の小池です。本日は、スタッフインタビューの第7弾をお送りします! 氏名:飛瀬 啓佑 所属:通所支援1係  ― 福祉の仕事に就こうと思ったのは?  知り合いで障害分野の仕事をしている人がいるのですが、子どもの頃からその人の話を聞く機会がよくありました。話の内容は楽しいことばかりではなく、大変そうなことも含まれていたのですが、それも含めてイキイキと話されていたのが印象に残りました。自分も福祉について学び、そんな仕事をしてみたいと思うようになりました。  ― 飛瀬さんは最初アルバイトでなにわの里に入ったんですよね?  はい、大学1回生の冬に友人の紹介で。最初のうちは戸惑うことばかりでした(笑)。  ― そんな中でなにわの里で働こうと思ったのは?    僕自身の考えなのですが、まず日常を穏やかに過ごせるような支援をしていくことが大切だと思うんです。なにわの里ではそういった支援がなされているなと思えたことが一番の理由でした。  ― 大学卒業後、1年半(※インタビュー当時)働いてみて、しんどかったことは?  2年目に入って、ショートステイ(短期間の入所)の利用者さんを担当しました。混乱すると激しい行動が出る方で、3ヵ月ほどおられました。さまざまな支援を行ってみたのですが、なかなかその方の状態が落ち着くことはありませんでした。  その方が求めている支援はどんなことなんだろう、穏やかに過ごすためには何が必要なんだろうと悩みました。  ― では、1年半の中で感じた、この仕事のやりがいは?  しんどかったことの裏返しみたいな話なのですが、利用者さんと関わり、支援をしていく中で、その生活が良くなっていったり、穏やかに過ごせるようになる様子を間近で見られる、そういうところがやりがいだと感じています。  以上、飛瀬さんのインタビューでした!小池はアルバイト時代から飛瀬さんのことを見ているのですが、着実にたくましくなってきています。たくましく成長しながら、飛瀬さんの良さである繊細さ、丁寧さは失わずに、利用者さんの細かい変化に気づくことのできる支援者に育っていってもらいたいと思います!(小池)

スタッフインタビュー第6弾 濱田さん

 こんにちは、なにわの里の小池です。本日は、スタッフインタビューの第6弾をお送りします!  氏名:濱田 多麻季(はまだ たまき)  所属:入所・グループホーム支援1係  ― 障害者福祉の仕事をしようと思ったのはなぜだったんですか?  学生時代に不登校の子どもと関わる活動をしていたんです。その子の自宅に行ったり、保健室に登校している子であれば保健室に行ったり。  困っている子どもの手助けができるような仕事がしたいなと思って、インターネットで検索をしていたら、なにわの里のきっずサポートなにわが出てきたんです。  ― そうだったんですね。他にもいくつか就職先の候補はあったかと思うのですが、その中でなにわの里を選んだのはなぜだったんですか?  現場での実習をさせてもらったとき、先輩スタッフがとても「前向き」だなと感じたのが理由です。夕食のときに、待ちきれずに食堂に行ってしまう利用者さんがいたんですね。付いてくれた先輩スタッフが「なにわの里のご飯が美味しいから、待ちきれんのやろね」と明るく話していたのが、とても印象に残っています。  ― 今2年目(※インタビュー当時)、1年半の中で大変だったことは?  今が一番大変かも知れません。2年目でケース担当を持つようになったのですが、支援プログラムを考えてみてもうまくいかないことが多くて。難しいなと思います。  ― 小池が1・2年目のときもそうでしたよ。経験を積む中で、分かることが増えていくはずですよ。では、やりがいはどんなところになりますか?  日常の中で、利用者さんが笑ってくれたり、楽しそうにしていたりすることが、一番うれしいです。  以上、濱田さんのインタビューでした。濱田さんは先輩スタッフの前向きな様子を見てなにわの里に入ろうと思ったと話してくれました。そして、今、2年目になった濱田さんが1年目スタッフの面倒を優しく見てくれています。そういった風土が受け継がれていることを、とても嬉しく思います。(小池)

発達障害連続基礎講座第3回 ご報告

 11月1日(金)、発達障害連続基礎講座の第3回を開催しました。  今回の講師は、通所支援係の浅野さん。入職した時、私が直属の上司だったこともあり、子どもの発表会を見るような気持ちで見ていました(笑)。  今回のテーマは「不適切な行動への対応について」でした。2つの支援事例を交えながら話をしてくれたのですが、最後に「なにわの里の支援においては、まだまだいわゆる『問題行動』をなくすところでとまっているケースが多いです。適切な行動を利用者さんに伝え、それを伸ばしていくような支援を進めていけたらと思います」と浅野さんが話してくれました。  なぜなにわの里の現場において、適切な行動を習得していけるような支援が十分になされていないのかは、様々な要因があるかとは思います。思うのですが、私自身が感じるのは利用者さんの生活や人生を長いスパンで捉える視点がまだまだ育っていないからではないか、というところです(自分も含めて)。  支援のスキル・技法を学ぶことはとても大切です。そして、そのスキルを利用者さんのよりよい生活に活かしていくためには、支援現場だけでなくたくさんの場面で経験を積み、人としての幅や奥行きを広げていかないといけないのだろうな、と感じます。  偉そうに書いてしまっていますが、自分自身そのまさに途中にいるのだろうな、と思います。スタッフとやりとりしながら、感じたことを伝え合いながら、一歩ずつよりよい支援を進めていければ・・・と感じています。(小池)