≪スタッフ 内部研修≫

今年で3年目となりました、ABA(応用行動分析)実践研修。外部講師の方に来て頂き、現場のケースを取り上げてABAの視点から支援を進める、という実践形式の研修となっています。 先日発行いたしました「支援実践事例集2018-2019」でも、この研修で扱ったケースを掲載しています。執筆したスタッフが話していた中で印象に残っているのが、「現場の中でも、『この行動の持つ機能は何だろう?』と考えるようになった」という言葉です。 現場においては、激しい行動に対してパッと反応しないといけないことがあります。それはそうなのですが、「その行動の持つ機能」を考えることがとても大切だと感じます。 例えば、AさんがBさんを押そうとしていたとして、すぐに止めなければなりません。ただ、その後で「Aさんは何を目的にBさんを押そうとしたのか」を考える必要があります。Bさんの声が大きくてあっちに行ってほしかったのか、いつも自分がいるところにBさんがいてどいてほしかったのか、それを考えることで、「その場しのぎでない対応」を検討することができます。 日々忙しい現場においては大変なことではありますが、実践研修で学んだ知識を活かして、地道な支援を進めていこうと 思います。(小池)

スタッフインタビュー 第5弾 浅野さん

- 福祉の仕事に就こうと思ったのは? 大学が福祉系の学部だったのですが、もともと子どもが好きだったんです。子どもと関われる仕事をしたいなと思っていました。   - そんな浅野さんが障害分野にいこうと思ったのはなぜだったんですか? ボランティアサークルに入って、いろいろな現場を体験させてもらいました。その中でも、障害のある子どもと関わるのが楽しかったんです。その経験もあって、障害分野の仕事に就きたいと思うようになりました。   - その中でなにわの里に就職したのは? 実習やボランティアで自閉症の方と接する機会があり、その支援についても関心がありました。なにわの里に見学に来て、とてもしっかりした支援をしていると感じて、ここで働いてみたいなと思うようになりました。   - 仕事をしていて「しんどいな…」と思うのはどんなときですか? 解決しなければならない問題に対して、どう対処していいか分からないときがしんどいですね。ある利用者さんの状態が悪い、何かアプローチをしないといけないのにそのアイデアが出ない、そんなときですね。   - では、この仕事のやりがいは何ですか? さっきのしんどいことの続きみたいになるのですが、支援の結果、問題が解決したときに「やっていてよかったな」と感じますね。   - 7年の中で一番思い出深い支援は? ある利用者さんの帰宅時の支援をしたのですが、結果としてはうまくいかなかったんです。結果もそうなのですが、自分自身「途中で止まってしまった」という思いがあります。支援を続ければ、もしかするとうまくいったのではないか、自分の姿勢が甘かったと感じました。そういったことを繰り返さないように、「支援し続ける」ということを大切にしたいと思います。   以上、浅野さんのインタビューでした。入職一年目から今まで、支援に対する真摯な姿勢は全く変わりません。「優しさ」と「真面目さ」、それが浅野さんの持ち味だと小池は思います。

≪子どもも大人も楽しめる!テーブルゲームをご紹介 第2弾!≫

2月にご紹介したテーブルゲーム『クラウン』に続き、今回は『もじピッタン』というゲームをご紹介させて頂きます。 プレーヤーにはまず5枚の文字カードが配られます。自分の手持ちの文字カードを既にボードに置かれた文字カードにくっつけて、何かのことばを作ります。他のプレーヤーと順番でことばを作っていき、全てのカードがいち早く無くなった人が勝ちです。 つまり、1度に多くの文字カードを使えば使うほど、他のプレーヤーよりも早くカードが無くなるのですが、これが意外と難しく、そんなに簡単に4文字や5文字のことばを作れません!  きっずサポートなにわでは、楽しみながら言葉を覚えたり、音韻認識(ことばがいくつの音のかたまりできているのかを理解し、どの音がどの順にくるのかが分かること)の学習などをねらいにスタッフとの遊びの時間に、このゲームを取り入れています。やってみると結構、大人の方でも真剣になってしまうかも…。機会があれば、是非一度、お試しください!(高木)